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建設業許可の新規取得の流れ|申請前に確認すべきポイント

建設業許可を初めて取得しようとすると、

「何から始めればいいのか分からない」
「書類が多くて難しそう」

と感じる方がほとんどです。

実際、建設業許可は 流れ自体はそこまで複雑ではありません。しかし、申請前の確認が不十分なまま進めてしまい、途中で止まってしまうケースが非常に多く見られます。

本記事では、

  • 建設業許可を新規で取得する全体の流れ
  • 申請前に必ず確認すべきポイント
  • よくある失敗を防ぐ考え方

を、初めての方にも分かりやすく整理して解説します。

参照元:建設業許可制度の概要:国土交通省「建設業の許可とは」


目次

結論:建設業許可は「申請前の準備」が9割

流れ自体はシンプル

建設業許可の新規取得は、大きく分けると次の流れになります。

  1. 許可が必要か確認
  2. 要件を満たしているか確認
  3. 書類を準備
  4. 申請・審査
  5. 許可取得

このように、手続きの流れ自体は比較的シンプルです。


多くの人が「準備段階」でつまずく

一方で、実務上多いのは

  • そもそも許可が必要なケースだった
  • 要件を満たしていなかった
  • 証明書類が用意できなかった

といった 申請前の確認不足 による失敗です。

そのため、建設業許可は「申請書を書く前の準備」が最も重要になります。


建設業許可の新規取得の全体的な流れ【全体像】

ステップ① 許可が本当に必要か確認する

まず最初に行うべきは、自分の工事に建設業許可が本当に必要かどうかの確認です。

特に重要なのが、いわゆる 500万円ルール です。

  • 建築一式工事以外
  • 工事1件の請負金額が税込500万円以上

の場合、建設業許可が必要になります(国土交通省「軽微な建設工事」)。

👉 詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:建設業許可が必要になるケースとは?500万円ルールを具体例で解説


ステップ② 要件を満たしているか確認する

次に、建設業許可の 人的・物的要件 を満たしているかを確認します。

主な要件は次のとおりです。

  • 経営業務の管理責任者(経管)
  • 専任技術者
  • 財産的基礎
  • 営業所要件
  • 欠格要件に該当しないこと

これらの要件を すべて満たしている必要があります

👉 個人事業主の場合の注意点は、こちらで詳しく解説しています。

関連記事:個人事業主が建設業許可を取るための要件と落とし穴


ステップ③ 取得すべき業種を決める

建設業許可には、

  • 建築一式工事
  • 土木一式工事
  • 専門工事(内装・電気・管工事など)

といった 業種区分 があります。実際に行っている工事内容と一致しない業種を選ぶと、

  • 要件を満たせない
  • 証明ができない

といった問題が生じます。

「幅広く取っておきたい」という理由だけで業種を選ぶのは危険です。


ステップ④ 必要書類を準備する

業種が決まったら、申請に必要な書類を準備します。

代表的なものは、

  • 申請書
  • 経管・専任技術者の証明資料
  • 財産的基礎を示す書類
  • 営業所に関する資料

などです。

個人・法人によって必要書類が異なるため、事前確認が重要です。


ステップ⑤ 申請書を作成・提出する

書類が揃ったら、主たる営業所の所在地を管轄する都道府県(または国)へ申請書を提出します。

申請には 手数料 がかかります。(都道府県知事許可・国土交通大臣許可で異なります)


ステップ⑥ 審査・補正対応

申請後は、行政による審査が行われます。

審査期間は、おおむね1〜2か月程度が目安ですが、書類に不備があると 補正(修正)対応 が求められ、期間が延びることもあります。


ステップ⑦ 許可通知・営業開始

審査を通過すると、建設業許可が下ります。

許可後は、

  • 建設業の許可票の掲示
  • 許可番号の表示

など、許可取得後の義務にも注意が必要です(引用元:e-Gov|建設業法)。


申請前に必ず確認すべき5つのポイント

本当に「新規取得」かどうか

申請前には必ず、本当に「新規取得」に該当するかをチェックしておきましょう。

  • 更新
  • 業種追加

に該当している場合があるので注意しましょう。


経管・専任技術者を誰にするか

  • 自分が兼ねるのか
  • 別の人を立てるのか

によって、必要書類や難易度が大きく変わります。


証明できる資料は揃っているか

経験やお金の要件は、「ある」だけでは足りず、「証明できるか」が重要です。


業種選択を間違えていないか

実際の工事内容と、取得予定の業種が合っているかを必ず確認しましょう。


スケジュールに余裕があるか

申請から許可までには一定の期間がかかります。「急ぎで許可が欲しい」場合ほど、事前準備が重要です。


新規取得でよくある失敗例

  • 書類集めを始めてから要件不足に気づく
  • 自己判断で進めて途中で止まる
  • 補正対応が続き、時間がかかる

👉 よくある失敗については、こちらで詳しく解説しています。

関連記事:建設業許可が取れない主な理由5つ|実際によくある失敗例


自力申請と専門家依頼の違い

自力申請のメリット・デメリット

【メリット】

  • 費用を抑えられる

【デメリット】

  • 時間がかかる
  • 判断ミスのリスクが高い

専門家に依頼するメリット

  • 事前に取れるかどうかを確認できる
  • 書類不備や補正を防ぎやすい
  • スムーズに進めやすい

まとめ

建設業許可の新規取得は、「申請前にどこまで確認できているか」 が成否を分けます。

流れを把握し、準備を整えてから進めることで、無駄な遠回りを防ぐことができます。


👉 建設業許可の新規取得を検討している方へ

  • 自分は許可が必要か
  • 今の状態で取れるか
  • どこを準備すべきか

を行政書士が一緒に確認いたします。

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